高田 ヒサキ JazzArtist CDアルバム・ジャケットのディレクション・デザインを行いました
楽曲のイメージにあわせて
ジャズの歴史は古く、ひとことに「Jazz」というジャンルでくくることが難しいほどさまざまなジャンルが存在します。ジャケットを目にした際に「どのジャンルのJazzなのか」とエンドユーザーが迷わないようなデザインに、そしてアーティストの魅力が最大限に引き出されるようなCDジャケットの企画、アートディレクション、デザインを行いました。
繊細なロゴはクリスタルヴォイスと表現される歌声にあわせて
アルバムタイトルである「Best Wishes」何枚もアルバムをだされている藤村さん、タイトルはすべて手紙などに添えられることばだそうです。
Best Wishes 友達にむけて「あなたの幸運を祈ります」
歌声を贈る、というコンセプトのもとアルバム制作をされている素敵なコンセプトです。
いくつかの案のなかからロゴが決定され、ジャケットデザインも何案かコンセプトや楽曲にあわせ制作しました。そのなかから青色のクリスタルヴォイスと親和性の高いこのデザインに決定。
使用写真はフォトグラファーが撮影したものです。
ロケ地はすべて晴れた木漏れ日の眩しい公園で撮影された写真です。新緑が眩しいそのものの写真では健康的な爽やかな雰囲気ですので、このCDアルバムが求める「輝くクリスタルな歌声」の印象に近づくように色味や配色を調整しています。
ジャズらしさを表現する「グランジ加工」カスレ
アルバム・ジャケットは蝋引き加工の紙ジャケット、ジャズの雰囲気ににあうものをDiskUNIONさまから提案いただきました。
デザインそのものはカスレた経年劣化、折ったように見えるデザインを施しました。
また、鮮明すぎないわずかにくすませた青色を使用し、ジャズの人間味、年を重ねるほどに魅力が増すエイジングを表現しています。
クライアントであるアーティストの歌声をファンの手元にとどける、CDジャケットのデザインはコレクションされ大切に扱われる作品の一部となります。アーティストとしても自身の作品の一部となるものですので打ち合わせはじっくりと何度も顔をあわせて進めました。
ブランディングもしつつ、ディレクションもおこないましたパワフルなデザインでしたが、その成果はしっかり長期に渡ってついてきます。やはり結果も段違いです。
amazon musicですでにプレミア価格になっていました。
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