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サスティナブルな社会とは?体験型SDGsゲームから見えた社会的な資産、17の目標の複雑な関係性

こんにちは!ヒサキです(@hisaki_tkd)
SDGs、聞いたことありますよね、どこもかしこもSDGsを掲げる昨今、『デザインひろば』代表、アートディレクターの鈴木暁久さん(http://designhiroba.com/)がSDGsゲームの講師資格を取得され、体験会を開催されるとのことで参加してきました。

Contents

SDGsとは?サスティナブルな目標をざっと説明

外務省オフィシャルサイト より出展 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html

持続可能な開発目標(SDGs)とは

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます(日本の取組(PDF))。

引用:外務省オフィシャルサイトより

持続可能な世界の創出、行き止まりにならない世界をつくろうよ、というルール設定。

例えば自然のサイクルのなかだと、分解されないプラスチックはそのサイクルからはずれた存在になり、持続できる環境への課題となります。土に還らないので自然も汚染され、海洋生物や陸地の生物もプラ製品を誤飲、誤食し、自然に消化されずたまったプラスチックで満腹だと思い胃にものがはいらなくなり栄養がたりず死んでしまう。
鹿のおなかから3キロのプラスチックゴミが、、などの報道を見たことあるのではないでしょうか。

では人間は日常生活をどう変えてゆく必要があるのか、、プラスチックを使わない、ペットボトルを減らす、水筒を持参する、などあまりうまく例えられたか不明ながら、17の目標は個別にあるのではなく、お互いにからみあった相互関係をもちながら存在しています。
ってことに気付けるゲーム!でした^^

SDGsを体感できるゲーム、開発会社は「株式会社プロジェクトデザイン:Project Design」

SDGs de 地方創生サイトより出展: https://sdgslocal.jp/

SDGsゲーム、2種類あるうち、日本に向けてつくられた「地方創生バージョン」でプレイ。日本に特化

プロジェクトデザインさんのゲームは以前に「the 商社」をプレイしていて、めっちゃ勉強になることを体感していました。

「the商社」もリピートするたびに学びがあり、実戦の疑似体験の感覚があり、頭がしばらく知恵熱をだすようなゲームでした。チーム力アップや交渉に関するゲームですが、お金の使い方や契約する際の考え方も学べるので実際の社会にも経験値が反映されると感じました。

あまりくわしく解説はできませんが焦って本性が出るゲームでもあるのでとても楽しいです。ふだんするミスは、やはりする!

プロジェクトデザインのゲームで疑似体験、実際の場面でもレベルアップする経験値獲得ゲーム

そんな体験が深い学びにつながるゲームを開発されるプロジェクトデザインさん。
持続可能な社会「SDGs」は「特定非営利活動法人イシュープラスデザイン」からのご依頼で作成されたそうです。どんな学びになるのか、体感する??SDGsを?ととても興味がありました。

持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲット『風が吹けば桶屋がもうかる』

砂漠化、気温情報がもたらす未来は、、、

セミナーに参加して、説明を地球上の誰一人として取り残さないことなどを誓うこの、17のゴールは密接にからみあって、『風がふけば桶屋がもうかる』レベルのバタフライエフェクト?のような、原因と結果がスムーズに結びつかないものでした。

つまずいたら転ぶ、のような直接的な原因と結果ならわかりやすいのですが、「湖の水が減ったら、内戦」といった、それもその他の選択肢のないような、どんづまりの追い詰められた結果、内戦に陥ることになるという。。。めっちゃ恐怖な内容でした。

先の先まで考えて、何気なく捨てたペットボトルやライターが淀川をくだって太平洋に流れでて海洋生物が口にして、死亡して、生態系が狂って、など想像するでは追いつかない、情報やニュースを調べて知識をもって、さらに想像し予測することが必要な課題でした。

知識を得てから、想像してから、何手先まで読んでるん????の読み疲れたら破綻してしまう未来を17項目に分類

貧困とイスラムテロ、って想像できるのだろうか

SDGsゲームは実社会さながら人と人とのコミュニケーションで進行、相談しながらサスティナブルな発展をさぐる。しかも時間との勝負!

前説を行う:鈴木暁久アートディレクター

評論家(批判家)にならないために、成長するために行動にうつす。

これはいかに普段ニュースや社会に関心をもっているか、が問われるな〜と感じました。デザイナーとして社会的な視点をもって進むことで関わる案件が変わるように、社会情勢、国際情勢を知り、自分の頭で考える、そして動いて行動にうつす。

幸いいまはネットで海外からのニュースも手軽に知ることができるので本当にありがたいですね。精神の鎖国をしないようにばんばん外にむかってゆきたいとこですwそのほうが楽しい。

ゲーム中は容赦なく時間が迫ってきます。動かなければ、何もせずに結末をむかえます。時間をいかに有効に使い、社会の発展をすすめてゆくのか、共通の目的(サスティナブル社会の実現)にむけて協働することは1時間ほどといえど気持ちのよいものでした。

ゲームはカードを使って行われます

ゲームの結果、参加者全員で袋小路でなんにもできなくなったやんか!!!という非サスティナブルな未来を描くにいたった。

とても楽しく学びと気付きにあふれたゲームを体験できた、というのが第一の感想でした。第2には、ゲームも人が作ったものなのでこれもまた信じすぎてはいけない、情報を仕入れて自身のあたまで考えなければ、という思いがありました。

世界バージョンのゲームをおいこなった経験はないので、『地方創生』版に限った感想にはなりますが、終盤に解決できない課題が発生し、しかも其の課題は実は全員が気づいていない序盤から伏線があったという、え?ミステリー???な内容でした。

たしかに事業なら、自分のしごとなら、情報を仕入れて今後起こりうるような未来や障害を予測し、回避するような施策を考えたり、今の行動に反映させたり、予防する。してますよね、Adobe Senseiどうなってくん??とかすごく興味あります。
では社会に対してはどうなのか、予測できますか、マネタイズに関して、個人個人で関わっている業界を越えたソーシャルな面を考えることの重要性をあじわいました。
ゲームを通して滅びゆく社会を体験して。

些細なことを無視せず、疑問に感じたことにはつっこんでゆく姿勢、正直ショックでした。いい大人がどうしようもなく過ぎる時間をすごす風景。

勉強になりつつも、『人は考える葦である』というように創作されたものを正面から見つめる視点ももっておきたい、と感じました。

抽象的ですが、気になる方はぜひ体験してください。勉強になることは保証いたします。。!

ひさき

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